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クリエイティブ・カルテ:企画の裏側、限定公開!企画の目的と、ねらい ~ “ケアの現場でアート活動をしようとすると、どうしても「誰かのために」作品作りをしたり、ワークショップをしたりってなりがちじゃないですか。みゆきさんが自分ごとに取り組んでくれるのは、すごくいいなと思っていて。” #交換留藝 #ダンス #クリエイティブカルテ

先週7月1日より、交換留藝の滞在アーティストとして小林三悠(こばやし・みゆき)さんがロッヂにIN。続いて、本日6日より音響家の松尾謙(まつお・けん)さんも到着されました!

まずは今週末(9日(金)・10日(土))のプレ公演に向けて準備を進めています。今回の記事では、前回の記事に続き、企画のエミリーと出演者のみゆきさんの企みの様子をお届け。

前回の記事はコチラ→

企画の裏側、限定公開!:ほっちのロッヂャー第二期に参加すると、毎週更新されるインタビューが月額500円で、誰よりも早く楽しめます。

【その①】記事はコチラから
・プロローグ
・7月からスタート。どんな感じで始めましょう?
・9月は「まちのどこかでアーツハプニング祭」でアウトプット!

▶【その②】本記事
・コミュニケーション重視のカルテ
・アーティストが、ケアの現場で自分ごとに取り組む

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エミリー)ダンスを観たあと、お客さんやほっちのロッヂメンバにカルテ的なものを出してもらおうと思っているわけですけど。そこでメンバに、いつもカルテをどのように書いているのかヒアリングしてみてるんです。そしたら皆コミュニケーションしてから書くみたいなところがありまして。

みゆき)コミュニケーションして書く…?

エミリー)診察の時間、ほっちのロッヂだと30分〜1時間くらい取ることが多くて、「今日どうして来ましたか」という話に始まり、日々の暮らしのこと、好きなことや食べ物の話もするんです。そういうの全部、くるくるとまとめてカルテに書くんですよね。

ヒアリングの時に、みゆきさんこういう人だよってメンバに話したんですけど、やっぱり皆「(みゆきさんが)どういう状態なのか気になる」と言っていて。「音が形になるというのはどういう状態か」とか、「音が体の方に向かってきて、刺さるとどうなっちゃの」、とか(笑)。このやりとりって、お互い知り合うのにも、制作のプロセスを知るのにもいいコミュニケーションになるのかなと思います。

みゆき・くきこ)うんうん。

【これより先は、本企画が生まれでるプロセスを読み進めていただけます】

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