COFFEE SHOP KAIDO の幻の一杯。
開店日を知らせるものはない。
別荘客に急かされて、はいはい、じゃあ今週末ぐらいから。
出入りする人がおやつを持参する。
ラウンドカウンタが、席と席の距離を和らげる。
「よう来たね。美味しい珈琲入れてやるだに。」
仕入れた豆を目の前で挽く。
1976年に書かれたある人のサインを見上げる店主。
「あれがここを開いて2年後だから、1974年からね。ここは。」
どのくらい使っているのだろう、コーヒーサイフォンが目の前にある。
フラスコとアルコールランプ。NHKラヂオから話し手に