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「ここはHealing place」。2022年Ageing Asiaスタディツアー受け入れの振り返りレポート。

こんにちは!ほっちのロッヂの藤岡です。

2022年5月に 「アジア太平洋地域高齢者ケアイノベーションアワード」にて賞をいただいたことがきっかけで、シンガポールを拠点とするAgeing Asia主宰の日本国内スタディツアー視察先の1つにほっちのロッヂが選ばれました。10月に、5チームからなる約30人の皆さんを受け入れた際の振り返りレポートを綴っていきます。

活動範囲の広さに”信じられない活動”

Day1に行なわれたAgeing Asiaカンファレンスでは、ほっちのロッヂの母体である医療法人オレンジの元々の考え方と新しいアイディアが融合した「ほっちのロッヂ」をお伝えしました。

人と人が好きなことをする仲間として出会い、出会い続けるべく、働き手たちが日々活動先として起点とする場所、飛び回っている場所を地図で説明。

「ホームケア(在宅医療)だと聞いていたが、こんなにも活動範囲が広いなんて信じられないほど」
「確かにここまで広いと、病気になる前から”会わざるを得ない”」

などと登壇後にコメントを寄せていただきました。まだまだ油断許さぬ状況下の中で実践を続ける私たちにとって、コメント1つ1つがとても嬉しく重みを感じるシーンでもありました。

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森を歩き、人と出会う疑似体験

全国を巡り、とうとう最終日を残り1日に控えたDay5。軽井沢町は10度を下回る夕方にスタディツアーが到着。3つのグループに分けて活動開始です。

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前半は「アトリエ活動」「台所活動」そして「森」の活動。
それぞれで関わってくださっている町の方に登場していただきながら、セルフストーリーを語っていただきました。

後半は、主にほっちのロッヂの働き手の1人1人から、ここで働く理由や町や環境との関係性、経営についても含めて考えをお伝えする時間に。

人々が自発的に集まり、互いに支え合い、力を与えあい、そして癒している。

Much to reflect on our own eldercare services in Singapore - a rather curated and controlled model of care. What impressed and impacted me deeply about the organisations we saw was their organic, empowering and passionate philosophy of care that emanated so readily from the owners and caregivers alike.
(Kennyさん LinkedIn 投稿より)

シンガポールで多くの施設を運営する代表者であるKennyさん。ほっちのロッヂの森の中に設置されたピアノで一曲披露してくださるなど、大いに滞在を楽しんでくれた方でもありますが、中でも印象的なフレーズを抜粋します。

「最も印象的だったのは、そこで働く経営者や職員の自然体な、それでいて力を与え続ける、情熱に溢れた指針によってケアが発露され行なわれていること」。

It was a house in the woods. It was just there, a beautiful and caring presence that drew not only children in the community but also staff that needed healing. An old almost broken piano in the woods captures the imagination of passers by who play…drop in to enquirer, curious, and the story continues…the clinic in the house is secondary, I am told. The medical doctor is but a gardener, and delights in bringing out the beauty of dry flowers in this home. Nature he believes has the power to heal more than medication. This community home makes a powerful statement about a way of living where people spontaneously come together to care, support, empower and heal. #snm #communitycare #openhearts #homecareservice
 (Shaliniさん LinkedIn 投稿より)

Shaliniさんは実際に著書を多く発表されている方。Day1の時から深く関心を寄せてくださっていた方の1人です。こちらからも印象的なフレーズを抜粋します。

「人々が自発的に集まり、互いに支え合い、力を与えあい、そして癒しあう生き方をほっちのロッヂが示している。」

このような言葉として表現してくださり感謝申し上げるとともに、まだまだほっちのロッヂも3年が経とうとするころ。背筋がキュッと伸びる思いです。本スタディツアーにご協力くださった町の方々、本当にありがとうございました。

また、本スタディツアーで大活躍!してくれたのは、ほっちのロッヂに感じ手(いわゆるインターンの意)として滞在してくれた大学生KTをはじめとした学生の皆さんたち。通訳に、機転のある動きに、、本当に支えてもらいました。(ありがとう!)

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じっくりじっくり、町の方達との1日1日を重ねていきます。どうぞ好きなこと、もの、関心ごとを寄せてくださいね。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

あの人に届くと、もしかするといいかもしれない、そんなことが頭に浮かんだならば、ぜひ教えて差し上げてください。

ほっちのロッヂにご興味のある方は、よければ、ご友人に直接話をしてくださったり、このnote記事に「スキ」、ツイッターなどSNSでシェアしてくださると、嬉しいです。

ほっちのロッヂ
info@hotch-l.com
書き手:藤岡聡子