「お金がない・・・」
「病院に行くのが怖い・・・」
「怒られちゃうかな・・・」
「親にも友達にも知られたくないな・・・」

“おひさまプロジェクト”とは？

一般社団法人ソウレッジが、若者の予期せぬ妊娠や性暴力などの性にまつわる課題に取り組んでいる活動のひとつです。
24歳以下を対象として、無料で緊急避妊薬をもらうことができ、LINEを通して服薬後の不安ごとなどの相談ができたり、役立つ知識を定期的に受け取ることができます。連携先クリニックでの支払いや保険証の確認はありません。

①連携先クリニックへ行く
このたびほっちのロッヂ（長野県軽井沢町）が連携先クリニックとなりました！まずはお電話（診療所直通：0267-31-5517）ください。

②避妊薬を処方してもらい、その場で服用
飲み方や体調の相談など、ドクターやスタッフがフォローします◎お金を請求したり、希望がないのに他の人に事情を知らせたりしません。

③おひさまLINEに登録する
ソウレッジの運営する情報発信やお悩み相談窓口があります。

0267-31-5517（ほっちのロッヂの診療所直通）
「おひさまプロジェクトを希望します」とお伝えください。
スタッフがご案内します。

性と生殖に関する健康の権利（SRHR）ということばがあります。性別やセクシュアリティ、年齢に関わらず、すべての人が自分のからだのことを自分で決められること。そんな当たり前の権利を、日本のどこにいても安心して受けられることを、私は大切にしたいと思っています。特に若い世代はお金がなかったり、家族には話しづらかったり、医療へのハードルがあったりと、適切に相談を受けにくい現状を感じています。おひさまプロジェクトとの連携を通して、緊急避妊薬が必要とする方に届くことを願っています。

あなたに届いてこそ緊急避妊薬は役に立ちます。ためらわないで、どうか一度私たちにご連絡ください。心理的、経済的なハードルなく緊急避妊薬にアクセスできることは、私たちの権利です。あらゆるセクシュアリティ・年齢、子どものあるなしに関わらず、ほっちのロッヂがあなたにとってアクセスしやすい場所となることを目指しています。

学生時代、友人から望まない性交をしてしまったと相談を受けたことがあります。彼女は親に知られてしまうのを恐れていましたが、最終的に親に知られることなく緊急避妊薬を処方してもらうことができました。この記事を読んでいる方ももしかしたら同じ状況かもしれません。でも、ちゃんと助けてくれる方法はある。その方法が必要な人に届いてほしい。若い人も自分の健康や暮らしを自ら選択できる社会であることを願っています。

『ほっちのロッヂでは緊急避妊薬はいつでも常備しているから、電話があればできるだけ早く来てもらうようにしよう』とゆうさんから話を聞いてしばらくしてから、緊急避妊薬の処方を希望する電話を受けました。電話口では小さく不安そうな声でした。その後も不定期に処方を希望する電話が来ています。自分で自分の人生を決められるように。今後も町のあらゆる子ども若者・彼ら彼女らに関わる機関と関わっていきます。

普段はほっちのロッヂのアトリエを拠点にあらゆる人の表現活動を支援するかたわら、性や性別をめぐってもっと生きやすい地域をつくるための活動をしています。【わたしのからだは、わたしのもの】あなたの選択を応援します。