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【cafe Patra】家族で過ごす人の多い軽井沢で、ひとりで本を読んだり、静かに過ごしたりできるお店を作りたくて。#窓の外美術館 #拠点紹介

5月14日からささやかに始まっている「窓の外美術館」。ほっちのロッヂから歩いて行ける距離にあるカフェや農園、お寺にて、このまちに集まった表現と、そのつくり手のイキザマに出会えます。7月14日までの会期中、その出会いをつないでくれる展示拠点のにない手の、これまた素敵なイキザマをご紹介していきます。

今日は5月31日(日)まで展示中の「cafe Patra」店主・辻かおりさん。京都生まれ・京都育ちの辻さんは、ご実家の都合で5年ほど前に軽井沢へお引越し。お店を出すことになった経緯や、コンセプトについて伺いました。

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―― お店はいつから。

この7月でちょうど3周年になります。お店をやりたいというのはもともとあって、京都でお店をやろうかなと思っている矢先に引越しが決まりました。妹夫婦が先に軽井沢でお店を始めていたのもあって、助言をもらいながら出店を決めました。

※ちなみに、妹ご夫婦のお店は中軽井沢駅近くにある「トラットリア ラ・パッキア」さん。

―― コンセプトは?

京都にいた頃にケーキ教室の講師をしておりまして、それを生かせたらいいなというのがまずあって。自分自身も、カフェでひとりで本を読んだり、静かに過ごすのが好きなので、落ち着けるお店を作りたいなと思いました。

ただ、軽井沢ってご家族で過ごされる方が多いので、始めは「ひとりで静かに」っていう主張をして果たしてお客さんが来てくれるのかなって迷いがあたんですけど、やってみると、ひとりでゆっくりされるお客様もけっこういらっしゃって。今では「ひとりで静かに過ごせる」というお店の主張を前に出してやっています。

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※店内はコンパクトに7席。日替わりのケーキ、お食事は何時でも注文できるカレーやトースト、サンドイッチなどがあります。ケーキやサンドイッチはテイクアウトも可。

―― こだわりのメニューはありますか。

季節の果物などを取り入れたパフェを月替わりメニューにしていて、それをめあてに来て頂く方も多いんです。今月は出来なかったんですけど、グレープフルーツのパフェとか、4月は桜のパフェとか。6月は毎年恒例で、水無月っていう京都のお菓子を取り入れた「水無月のパフェ」というのをやっています。

―― 水無月、どんなお菓子ですか?

和菓子ですね。ういろうみたいな生地の上にあずきが乗っている、三角の形の。京都では必ず6月30日に食べるお菓子です。

6月30日ってちょうど一年の折り返しなので、半年間無事暮らせたことを感謝して、残り半年も無病息災を願って食べるという、神事にちなんだお菓子らしいんですけど。そういういわれなので、今年は何かとちょうどいいかなとも思って、ぜひまたやろうと思ってるんですけど。

―― おいしそうですね!お菓子は京都から取り寄せ?

いえ、手作りです。作り方はわりと簡単なんです。京都だと、6月30日以外にも夏になるとお菓子屋さんに売られていて。京都にいた時はよく食べていたので、食べたいな~というのもあって、自分で作るようになりました。

―― 今回の企画への印象はいかがですか。

とくに美術に詳しくはないんですけど、美術展に行ったりするのは好きで。娘の関係で直島に行ったことがあって、すごく感銘を受けました。今回の企画も、ちょっと直島みたいだなって思ったり(笑)。

―― そうですか!どのへんが?

作品が身近なところにあって、気軽にアートに触れられるという点ですかね。

―― ありがとうございます。また反響があったら教えてくださいね!

《お店情報》
cafe Patra(軽井沢町発地1201-2)
電話:0267-46-8685
営業時間:11時~16時 ※6月1日(月)より店内飲食再開
定休日:水曜日・木曜日
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《エミリーのオススメ・ポイント》
ショーケースにきちんと並べられたケーキやサンドイッチ。コーヒーは時間をかけて飲みたいコクのあるタイプ。アンティーク調のインテリアに、手元ランプが並んだカウンター席。大きな出窓から吹き込む爽やかな風を受けながら、気兼ねなく「ひとり時間」を楽しめる空間で、あなたなら何します?

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

あの人に届くと、もしかするといいかもしれない、そんなことが頭に浮かんだならば、ぜひ教えて差し上げてください。

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ほっちのロッヂ
info@hotch-l.com
書き手:唐川エミリー
文責:藤岡