「ほっちのロッヂには、笑い声と同じくらい泣き声も響き渡ります。 ほっちのロッヂは楽しいだけの場所ではありませんし、楽しいだけの場所にしたくない、とも思っています。」今月のちょっと長めのつぶやき(かれん)
先日ほっちのロッヂに予防接種に来た子が、泣きながらこう言っていました。
「注射はやだ。でもほっちのロッヂだから来たの。だって、いやって言っていいんだもん。泣いてもいいし。」
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一方で、障がいと共に生きる子のお母さんの役割をもつ方はこう言いました。
「この子、悔しいって思うことあるのかな。みんな優しくしてくれるから。できなくてもいいよ、って思っちゃうし。できなくて悔しい!って一緒に味わってみたい。」
そしてその数日後、彼は「地団駄を踏む」ことを経験しました。
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ほっちのロッヂには、笑い声と同じくらい泣き声も響き渡ります。
ほっちのロッヂは楽しいだけの場所ではありませんし、楽しいだけの場所にしたくない、とも思っています。
頑張って何かに挑む子ども、湧き上がる気持ちをグッと堪える子ども、思いが爆発する子ども、お母さんに言葉にならない思いを伝える子ども、諦める子ども、何もしない をする子ども。
じわじわと、ドカンと、それぞれに湧き上がる思いを確かめながら、表現する子どもたち。そして、そのさまざまな感情や、泣き声のそばには、いつも誰かがいます。
ほっちのロッヂと繋がることで巻き起こる、さまざまな感情を心に留め、だれかと共に一人になる。そんな体験をほっちのロッヂにやって来る子どもたちは重ねます。
生き物のように変化するほっちのロッヂには、分かりやすく何かが巻き起こっているように見える日も、何も起こっていないようにみえる日もあります。
ですが、どんな時もほっちのロッヂに佇む人びとが感じているものはあり、それは誰かの息遣いを感じながらひとりになることでより深く味わうことができる、そう思える時の流れを過ごしたいと思っています。
そんな日々はとっても刺激的で、でも穏やかです。
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ほっちのロッヂ
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書き手:かれん
文責:藤岡