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【建築のこと、5】ほっちのロッヂの外と中。ウッドデッキやこっそりベンチ、隠し部屋からこんにちは。お台所ではいつも何かおいしそうなものが・・・

2020年4月1日、お隣の訪問看護ステーションとして使用していた一軒家から、診療所・訪問看護ステーション・ディサービス・病児保育の部屋を合わせ持つ、ケアの文化拠点・ほっちのロッヂの建物に引っ越しました。

雪が降ったり雨が降ったり、少し建物周りの整えが必要でしたが、草木の芽生と共にほっちのロッヂ全体の様子もだいぶ整ってきました。

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2020年4月のほっちのロッヂの外見です。

さて、ほっちのロッヂは上から見るととっても凸凹しているんですよ。こちらが、2019年12月の上空から撮影したもの。

P3.4.ドローン写真候補1

この骨組みの上に屋根が乗っかっているのが、2020年4月の上空からの様子です。

スクリーンショット 2020-04-29 22.48.35

なぜ凸凹した設計になっているかは、2018年に建築家の安宅さん・池田さんとの語らいから抜粋してご紹介しましょう。

—関わりしろを増やすために凹凸がある。その理由は?

安宅:普通は、ちょっと大きいメインのリビングみたいな広い空間を作ってそこに小さい部屋がくっついていくような設計になりがちなんですが、藤岡さんから、「メインの部屋を作りたくない」っていうオーダーがわりと最初にありまして。それで内部に様々な小さなコーナーができるように平面が凸凹した空間をつくっています。

あと例えば子ども達や地域の人がこの場所にが関わっていくときに、建物の内部と外部が1対1で対峙するような関係だと、舞台に上げられちゃったみたいな感じで近づきにくいような感じもするし、居心地も悪そうなので、小さい何か出会いの場を個々につくって、そこに活動も染み出ていくし、通りかかった人もちょっと寄って立ち話するし、っていう状況を小さくたくさんつくった方が良さそうだな、関わりにいきやすそうだなって思いました。それでいま、外形もでこぼこしてるんです。
【建築のこと、2】凹凸の建物の内外で、小さい出会いの場を個々につくって、そこで活動も染み出し、通りかかった人もちょっと寄って立ち話をするような光景が生まれるように。より

さて、せっかくですから、外見と中身のご紹介。玄関は2つです。一つは、「ほっちのロッヂの診療所」、一つは「げんかん」です。

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「げんかん」から向かって、南方面にぐるりと歩いてみましょう。

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病児保育の部屋から地続きになった三角コーナーのウッドデッキです。
日中は東からの日差しがとっても気持ちが良く、メンバが外に出て仕事をしていることもしばしば。

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そこからぐるりと西向きへ向かって周囲を歩くと、文庫の部屋に面した側面です。こっそりベンチがあったり、土間から入れるようになっています。こちらはまだまだ周囲環境を整え中。

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さらに建物を北側へ回っていくと、アトリエのスペースがあります。
このアトリエの大きな窓は、ほとんど全開に開きます。アトリエの真向かいには、通称”ヤッホーの丘”があり、丘を丸々借景にとることができます。ついつい誰かが何かを披露したくなるような、そんな舞台にもなる場所です。

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ほっちのロッヂの周りを一周して、玄関に戻ってきました。

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ピンポーン。「は〜い!」メンバの咲子が迎えてくれました。

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ここからは、メンバのにしかわくんの目線になって、ほっちのロッヂの中へ入ってみましょう。

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一番最初に目につくのは、メンバのエミリが半世を共に過ごしているピアノです。ピアノの上には、ほっちのロッヂとあなたのプレゼント交換 でいただいた、鳩時計。ピッポー。

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ピアノの前には、ほっちのロッヂの大きな台所があります。あれあれ、にしかわくんが寄り道をして、台所へフラフラ・・

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フラフラの先には、メンバのゆうさんが焼いてくれたスコーンがありました。メンバのエミリは、ほっちのロッヂのお台所に立ちながら、ローズマリーを育てています。

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さてお台所から真正面に出会うのは、ほっちのロッヂの”守り神”。香川在住の作家さんの作品が、ほっちのロッヂの一番最初のアート作品になりました。

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守り神に見惚れていると、「いらっしゃ〜い」と、横から、上から声がして見上げてみると。メンバのエミリ、あやか、かなさんが、ニコニコ。

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隠し部屋へは、はしご付きです。登れると思わず満面の笑み。

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和室を左に通り過ぎ、奥のアトリエから、通ってきた道を振り返ると、こんな様子です。

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向こうにはソファがある?まっすぐ、歩いてみることにしましょう。何しろほっちのロッヂには、集まる場所がないので、こうしてグルグル歩き回りながら、全体をみるしか方法がないのです。うふふ。

さて、ソファの場所に向かおうとしたら、右手に文庫スペースが見えてきました。
軽井沢町の図書館友の会の方々が、夏場以外の期間、離山図書館のラウンジ文庫の本をお貸しいただきました。

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初日からたっぷり本が並んで、本棚も満足気。軽井沢町在住の作家さんコーナーもありますよ。

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文庫スペースからスイーっと流れるように、ソファへ。

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近づいてみると、こちらも、ほっちのロッヂとあなたのプレゼント交換 でいただいたソファベッドが。日差しが気持ちよくはいる、格好の場所です。

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ソファの横の部屋は、先ほど外見でもあった、病児保育のお部屋。東からの心地よい光が当たって、絵本もたっぷり読める空間です。

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あ、玄関が開いている。

「は〜い。」

では、2階の診療所、リラックスルームは、また次回たっぷりお届けするとしましょう。

また、どうぞ。

ほっちのロッヂ
info@hotch-l.com
文責:藤岡





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長野県軽井沢町(東京から約1時間) ほっちのロッヂは、元々里山だった少し小高い丘と小さな小川が流れる林の中にたたずむ、診療所と大きな台所があるところ。2020年4月に開業した、ケアの文化拠点です。http://hotch-l.com

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あえて、凸凹した建築。小さい何かの出会いや、好きなことに没頭する空間。何かを育てて維持する。ひと本来の力を取り戻す場所をつくっています。

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