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【3/19(土)はお出かけDAY!】3月からの子どもアトリエ、内容をリニューアルしてお届けします。

※下記は2022年3月時点での情報です。最新記事はコチラもご参照下さい
※ご入会フォームはコチラから

昨夏から約半年間、子どもたちと創作活動を共にしてきた「子どもアトリエ」。ほっちのロッヂが医療福祉の現場も兼ねていることから、残念ながら2月のアトリエ利用はお休みとさせて頂いています。

3月の再開に向け、内容もしっかりと練り直し、皆さんをまた笑顔でお迎えできればと考えています!今日は改めて「子どもアトリエってどういう場所?」ということと、3月以降のご利用・関連イベントについてお伝えしていきます。

1、子どもアトリエは、対話と経験を重ねて、きっかけをつかむ場所

アート教室や習い事かと思えば、そうではない。学童やあそび場のようでありながら、それだけではない。まちの表現者がすぐそばにいて、子どもたちが本気で表現に向き合う大人に触れる。私たちは子どもアトリエに、そういう景色を見たいと思っています。

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今、子どもアトリエで垣間見えるエピソードには、例えばこのようなものがあります。

かまぼこ(金曜日担当):
 ヒロくんとはじめて会った時は、絵を描くことよりも、消しゴムにすごく強いこだわりがあって。思えば、私は絵を描くときに練りゴム(練り消し)も使ってるんですけど、彼にしたら、それが珍しかったんですよね。
 なるべく自分の中にある引き出しを使って、消しゴムの話をして、次はこの話はどうだろうって話していくことで、(子どもたちと)少しずつ話しやすくなっていく気がします。

塔下(不定期、書道担当):
 アイちゃんは自分で書いた文字を、家で大切にとってあるそうです。アイちゃんはどっちかというと、他の子たちと途中で遊びに行ったクチだったんですよ。だから、まさかそこまで楽しんでくれて、文字に興味を持ってくれるとは思わなかった。きっかけになったなら嬉しいですね。

3~8歳くらいのお子さんによくご利用頂いている子どもアトリエ。正直に言うと、大人の目から見れば「ただ遊んでいるだけ」のような日もあります(笑)。でもこれらのエピソードが示すように、子どもアトリエでは、小さな対話と気づきが積み重なりはじめました

知らなかったことを知ることで、その子自身が興味を持つこと。そういう興味を一緒に深めていくこと。私たちは一対一の対話を通して、それぞれが自分なりにきっかけを見つけられる場所を作っていきたいと考えます。

2、子どもアトリエは、違う年齢の子同士で促し合い、高め合う場所

他にも、こんなエピソードがあります。

宮下(不定期、水曜日コーディネート担当):
 年齢の低い子たちがなかなか輪に入ってこられない時に、リーダーみたいな感じの年上の子が、「あれやろうよ!」って呼びかけてくれて。わたしは何も言わずに、心の中で「そうだ、そうだ」って(笑)。
 子ども同士でやってもらった方が、すんなり遊びの感覚で入ってきてくれるような感触を得ましたね。

月に何回か来てくれる子たちは、だんだん場所にも慣れてきて、友だち同士で協力して何かを作ったり、自分が知っているやり方を教えてあげたりする場面も増えてきました。

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▲ パステルの使い方を教え合う子どもたち

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▲ おやつタイムには「私もこの子におやつあげる!」とお手伝い

こうした場面が増えて行けば、お互いに切磋琢磨、表現方法を磨いていくモチベーションにもつながっていくのかな?と、楽しみです。

3、すべての表現が大事にされる場所

エミリー(全体コーディネータ、連絡役):
 大人も子どもも、いつの時代でも自分の表現をするのがこわいと思う気持ちはあると思うんですね。正解を求めてしまったり、誰かから攻撃されたりしないかが心配で。
 子どもアトリエとしては、そういう社会だからこそ、誰もが「自分を表現しても大丈夫!」って思えるようにサポートをしたいと思っているんです。「何を表現したいのか」「その表現にどういう反応をもらいたいのか」「伝えるにはどう表現したらいいか」など、模索できる場を整えていきたいです。

子どもアトリエに参加してくれている子たちには、講師をはじめとした色々な大人たち、若者たちのフィードバックを浴びせてあげたいとの思いから、1月以降、日々の子どもたちの様子の記録を始めました。記録は定期的にまとめて、お家の方に伝えていく予定です。お楽しみに!

お家でもぜひ、「何ができたか」よりも「どうやって作ったか」「どういう気持ちで作ったか」をたずねたり、「お家の人が何を感じたか」を伝えてあげて下さいね(遊びやおやつの話もぜひ!)。

4、3月のお知らせ&変更点について

お寄せいただいたアンケートのご意見も参考にしながら、3月からは、参加枠・時間帯などに変更があります。

水曜日週替わりテーマで、はじめてのことをやってみる日。60~90分完結のワークショップがメインです。保育園に通っていないお子さんを子育て中のご家族で参加できる午前枠を作りました。

土曜日は、集中してやりたいことに打ち込む日。イラストレーターのかまぼこさんが、それぞれの子に合う表現をじっくり一緒に考えてくれます(画材もご用意します)。3時間の間、いつでも入退室OK。料金は500円/90分で滞在時間に応じて加算します。

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新規のご入会も受け付けております。1日目は体験もできますので、お気軽にお問い合わせ下さいね。

子どもアトリエ ご利用案内
日時:①水曜 11:00-12:00(60分)未就学児OK、親子参加OK
   ②水曜 14:30-16:00(90分)3~18歳
   ③土曜 9:00-12:00(途中入退室OK)3~18歳

場所:ほっちのロッヂのアトリエ(軽井沢町発地1274-113)

料金:年会費1,000円 月会費1,500円(きょうだいは1,000円)
   利用料500円/コマ(①は60分、②③は90分を1コマとカウント)

ロッヂのまかない飯:
500円/食(①参加の大人の方のみ)
おやつ:500円/食(②③参加の方のみ)

お申込み:
ほっちのロッヂの文化企画(担当:唐川、松永)
     0267-31-5519 / info@hotch-l.com

5、3/19(土)はおでかけDAY!ほっちのロッヂの外に出て、創作や表現を体験してみよう。

3/19(土)は、ほっちのロッヂの外に出かけて活動します。受付はいずれも先着順です。これまでアトリエに来たことのない方はご入会手続きが必要になりますので、ご注意くださいね(各参加費のほか、年会費1,000円がかかります。ご入会後にイベント参加申し込みを受け付けます)。

ぜひおでかけください!

美術館で工作&作品鑑賞体験
日時:3/19(土)10:30~12:00
場所:軽井沢ニューアートミュージアム(KaNAM)
定員:10名(親子参加も可能)
対象:3歳以上
参加費:500円/人(材料費)、保険料別途(希望する方のみ)

木に絵

円形カラマツ枝で作るカラフルなドアプレートづくりと、2階ギャラリースペースの作品鑑賞体験。普段はあまり会えないミュージアムの学芸員さんに、絵のこと・作品のことを色々聞いてみて。

金井ケイスケによるジャグリング教室
日時:2022年3月19日(土)13:00~14:30
場所:風越総合体育館 サブアリーナ
定員:10組(親子参加も可能)
対象:自分で道具を持つことのできる年齢のお子さんとご家族
参加費:1,500円/人(保険料込)

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SLOW CIRCUSディレクターの金井ケイスケ&パフォーマーの鈴木彩華が、ジャグリングの基礎を楽しく伝授。色々な道具を使いながら、チャレンジする楽しみ・できたときの達成感を味わってみませんか。

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金井ケイスケ(SLOW CIRCUS PROJECTディレクター)
サーカスアーティスト。中学生で大道芸を始める。文化庁国内研修員として能を学んだ後、文化庁海外派遣研修員として、日本人で初めてフランス国立サーカス大(CNAC)へ留学。卒業後フィリップ・デュクフレ演出のサーカス作品でヨーロッパツアー後、フランス現代サーカスカンパニーを立ち上げ世界35カ国で公演。2009年帰国。2015年よりSLOW LABELパフォーミングディレクター。東京2020パラリンピック開会式サーカス振付を担当。

▶ 金井さんは滞在制作「オモシロがり屋のサーカス合宿」でもほっちのロッヂに滞在中!関連イベントはコチラからも。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

あの人に届くと、もしかするといいかもしれない、そんなことが頭に浮かんだならば、ぜひ教えて差し上げてください。

ほっちのロッヂにご興味のある方は、よければ、ご友人に直接話をしてくださったり、このnote記事に「スキ」、ツイッターなどSNSでシェアしてくださると、嬉しいです。

ほっちのロッヂ
info@hotch-l.com
書き手:唐川エミリー
文責:藤岡聡子