見出し画像

クリエイティブ・カルテ:いよいよ完結へ。からだの音を聴くかりそめの「音舞寺」開きます。

2021年7月から始まった交換留藝プロジェクト「クリエイティブ・カルテ~ダンスを観る・診る・看るプロジェクト」。パフォーミング・アーティスト兼ボディワーカーの小林三悠(こばやし・みゆき)さんを迎えて過ごした濃密な3ヶ月間は、いよいよ1つのかたちにまとまりつつあります。

今日から3回にわたる連載では、みゆきさんと共に歩んできた3ヶ月の様子をリポートしていきます。

リポートの前に、みゆきさんの滞在制作の集大成となるイベントをお知らせさせて下さい。その名は「音舞寺(おんぶでら)」。

iOS の画像 (2)

たいせつな命をいまも ❝おんぶ❞ している、あなた様へ

「音が形に見えるんです」
その世界を紐解くところから始まった今回の創作。

これまで貫いていたやり方も、こだわりも、すべて脱ぎ捨てたところに、顔を出してきたのは《いのち》への向き合い方。これまで通り踊ることでも、まったく踊らないことでも言い表しきれない《いのち》への問いに、私たちは思いもかけず取り組むことになりました。

そうして踊ることも、踊れないこともできぬ間に、ほっちのロッヂですごした時間から少しずつ実感できるものが生まれてきました。

ほっちのロッヂの森から聞こえてくる鳥や虫の音、雨の音に囲まれて、形ある音の世界から離れると、音に「踊らされない」世界が少しずつカタチづくられてきました。ぼちぼちと、こうして生まれたカタチとカタチを繋ぎなおしているところです。それは自然と、ことばにならない記憶をやさしく手に取って眺めるプロセスになりました。

音舞寺《ONBU-DERA》は、音の世界と踊りの世界をかりそめにつなぐ1日限りの駆け込み寺。たいせつな命への思い出をいまも大事に「おんぶ」しているあなたに、からだの音を聴き、感じ、そっと世界にふれていく時間になりますように。

唐川恵美子・小林三悠 拝

日時:2021年9月23日(木・祝)13:30~/15:00~(1回60分、全2回)
場所:宝珠院内(御代田町御代田1814)
定員:各回5名
参加費:2,500円(※MotionGalleryからもプロジェクトの応援ができます)

作品タイトル:音舞寺《ONBU-DERA》
出演:小林三悠(身体表現)、蒼井大地(チェロ)、平田陽一(沖縄歌三線)

音舞寺とは:
その昔碓氷峠などの関所では「入鉄砲に出女」と称し、江戸からの女性に対しては特に厳しく制限したので、これを逃れるため裏街道である女街道が出来た。その裏街道がうまれ間もなくして出現した裏寺が、音舞寺である。音舞寺の名は、諸説あるがオンブと抱っこのおんぶに由来する。この寺に来るもの背中に背負いしものを降ろして生き返るとの噂が広がり、江戸時代に流行する。令和3年、発地住民より一部復元される。

音舞寺をすごす:
「からだの音を聴く」をテーマに、心地よくからだを動かし、感じるワークショップを行います。小林三悠のゆっくりとした声がけに合わせて呼吸し、からだをほぐしていくと、緊張した心もゆっくりほどけていきます。後半にはチェロと沖縄歌三線が加わり、生演奏のふくよかな響きに包まれます。日々緊張して過ごしている方、世界をいつもと違うように感じてみたい方に体感してもらいたいワークショップです。

お申込み:
ほっちのロッヂの文化企画(唐川)
0267-31-5519(代表)/ info@hotch-l.com
①代表者ご氏名、②参加人数、③参加のきっかけ、を添えてお申し込みください。

コロナ対策について:
・入場前に、マスク着用、検温、手指消毒を実施します。
・37.5度以上の発熱、せき、のどの痛みなどの症状がある場合はご相談下さい。
・同居の方に発熱などがあった場合も、事前にご連絡下さい。
・緊急事態宣言が発令中の場合、当該区域への旅行歴のある方は、事前にご申告下さい。
・ご自身の体調によるキャンセルや、公演自体の中止の場合、予約済みのチケットは払戻し対象となります。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

あの人に届くと、もしかするといいかもしれない、そんなことが頭に浮かんだならば、ぜひ教えて差し上げてください。

ほっちのロッヂにご興味のある方は、よければ、ご友人に直接話をしてくださったり、このnote記事に「スキ」、ツイッターなどSNSでシェアしてくださると、嬉しいです。

ほっちのロッヂ
info@hotch-l.com
書き手・文責:唐川エミリー
デザイン:大隅康平

(2021.9.10)