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まちの看護師「にしかわくん」ってこんな人。#メンバ紹介 #一問一答

Hotch-Lodge

ほっちのロッヂでは、さまざまな働き方をする多芸多才なメンバ(=ほっちのロッヂではスタッフのことを「メンバ」と呼んでいます)が活動(=仕事でもあるけれど、自己表現でもあること)に取り組んでいます。この記事は、改めてメンバの素顔や想いに迫るインタビューです。

―― 自己紹介をお願いします。

西川理奈(にしかわ・りな)です。お笑い芸人の「あるある探検隊」の西川くんにちなんで、「にしかわくん」と呼ばれています。ほっちのロッヂでは訪問看護の活動を中心に、生活の支えが必要な方のお家に行き、したい暮らしを一緒に考えることをしています。他には、イラストが得意なのでチラシを作ったり、ほっちのロッヂの森で山菜を採ったりすることも好きです。

―― ほっちのロッヂではどういう働き方をしていますか。

週に5日間、訪問看護に行ったり、診療チームのサポートをしたり、ほっちのロッヂの建物で起こることの対応をしています。ほっちのロッヂにいる時は電話対応が多いですが、山菜を採ってお台所さんに渡すとか、ロッヂに来ている子どもたちに抱きついてちょっとパワーをもらうとか…対応しているっていうか、対応してもらっていることの方が多いんですけど(笑)。

―― ほっちのロッヂにはいつから関わり始めましたか。

2019年9月に、訪問看護ステーションを予定より前倒しで始めた時期から関わっています。診療所など他の事業が立ち上がったのは2020年4月からなので、他のメンバより半年早く活動を始めました。

―― きっかけは何でしたか?

ほっちのロッヂに来る前は、看護師を辞めてデザイン学校に通って、建築やインテリアを学んでいました。看護師としての経験とものづくりへの興味、この2つを掛け合わせた仕事ができないかな、と考えていたところ、当時進路相談をしていた人にほっちのロッヂのことを教えてもらいました。これから(事業を)作り上げる段階に携われるのも魅力的でした。

看護師を2年経験した後に学んだ桑沢デザイン研究所での卒業制作。
街中の三角コーンをつなげばどこでもベンチになる座面を提案。

―― 看護師がものづくり…!これまでの経歴をもう少し詳しく教えてください。

小さい頃からものづくりが大好きで、粘土や段ボールで作品を作っては、家のトイレを自分の美術館にするほどだったんです(笑)。小学生の時は美術クラブに入っていて、我ながら小学生が作ったとは思えないリアルな粘土のオブジェがいまだに残っています。高校はものづくりができる学校に行こうと思い、地元長崎の工業高校に進学しました。授業では家具や模型を作ったり、イラストを描いたり。七宝焼ができるというのもポイントでした。

―― 看護師になろうと思ったのはなぜですか?

高校卒業後はそのまま就職しようと思っていたのですが、希望の就職先に落ちてしまって。落ち込んでいた時に、母が『僕たちは世界を変えることはできない』という映画に誘ってくれました。カンボジアに学校を建てるという映画なんですけど、映画を観終わった後に看護師の母が「看護師にならん?」と声をかけてくれました。どうして学校を建てる映画からそうなるのか分からないのですが(笑)、とにかく手に職を付けてから好きなことをしようと思って。看護学校に行きながら画塾に通い、ものづくりへの思いはずっと持ち続けていました。

―― 2019年、メンバの中でも早い時期から活動をスタートしたにしかわくんですが、初期はどのような活動をしていましたか。

季節が冬だったので町は静かでしたが、町のイベントに足繁く通ったり、町の人がやっている野草サークルに入って活動したり、農園の手伝いに行ったりと、主にネットワークづくりをしていました。こうした時間をじっくり持てた分、町のキーポイントをよりよく知ることができました。

地域のマルシェにドライフラワー屋さんとして参加
はじめての訪問看護

―― 2020年に色々なメンバが合流しました。それから2年間と少し、どういう印象や実感がありますか。

そうですね…。ほっちのロッヂには色んな経歴や専門の人がいるんですけど、集まったメンバが目指したいものはほとんど一緒だなと感じています。病気と生活を切り離すのではなく、好きなこと、自然なことを全部ひっくるめて進んでいく。ほっちのロッヂではお看取りもあるし、イベントや企画もあるし、波のある毎日を過ごしているんですけど、どの人がやっていることも同じぐらい大切だと思いながら、みんなで進んでいるなと思います。

―― 最近はどういう活動をしていますか。

人間観察ですかね。最近は「今を生きるってどういうことなんだろう」というようなことを考えながら訪問しています。というのも、お看取りを控えた方によく「1日1日を大切にして参りましょう」と声かけするのですが、その中身を自分たちでも分かっていないと、嘘になっちゃうと思うんです。日差しや風が気持ち良いとか、夜ご飯に味噌汁が待ってるとか…。人間の生活の基礎、どんな状態でも本当に幸せだなと心から思えることを、深いところから知りたくて訪問しています。訪問というか、生きています。

―― 今後どういう活動をしていきたいですか。

人間観察を進めていって、そこから学んだことについてゆくゆくは漫画を描きたいです。この場所だったら、たぶん良いのができるんじゃないかな(笑)。情報を集めて行ったらいつの間にかそういうのが描けるようになったっていうタイミングでお出ししようと思っています。

これまで制作したイラスト・チラシなど

―― 楽しみにしています!

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

あの人に届くと、もしかするといいかもしれない、そんなことが頭に浮かんだならば、ぜひ教えて差し上げてください。

ほっちのロッヂにご興味のある方は、よければ、ご友人に直接話をしてくださったり、このnote記事に「スキ」、ツイッターなどSNSでシェアしてくださると、嬉しいです。

ほっちのロッヂ
info@hotch-l.com
話し手:西川理奈(にしかわくん)
聞き手・まとめ:唐川恵美子(エミリー)
写真:原田風香(ふうこ)
文責:藤岡聡子(さとこ)

Hotch-Lodge
長野県軽井沢町。「ほっちのロッヂ」は、元々里山だった少し小高い丘と小さな小川が流れる林の中にたたずむ、診療所と大きな台所があるところ。2020年4月に開業した、ケアの文化拠点です。https://hotch-l.com/