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今年も募集!ほっちのロッヂの文化企画・エミリーと共に歩むインターン。

2019年9月から訪問看護ステーション、2020年4月から診療所・通所介護・病児保育のケア事業をスタートさせ、早くも今年、3年目に突入。ほっちのロッヂのケアの現場と隣り合いながら文化芸術・アートの企画を担うエミリーが、2022年度も歩みを共にできる仲間を探しています。

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にしかわ)2021年、文化企画の活動が本格化するにあたって、試しに企画インターンを募ってみよう!ということで、4名(最終的には3名)のインターンの方たちを迎えました。去年の様子は下の記事を見ていただくとして。

まずは去年を振り返ってみましょうか!

エミリ)去年は、自分の中で大きな軸が2つあって。滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)が1つの柱。もう1つの柱は、まちの人とつながる企画です。まちの人とつながる企画には、表現部映画部、子どもアトリエのように、自分たちで主催した自主企画、9月に運営協力した「アーツ・ハプニング祭」などがありました。

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にしかわ)まちの人とつながる企画は、私たちケアスタッフも参加しやすかったですよね。例えば映画部を主催することで新たな人とつながったり、もともと知ってた人に声をかけたり。あとは、イベントのチラシを持っていくついでに、久々に会う人に会いに行ったり、持って行った先の知らない一面に出会ったりっていうことがあって良かったな。

エミリ)へぇ。具体的にはどんな出会い?

にしかわ)例えば、もともと仕事でのつながりのあったリハビリステーションさん。どういう事務所で働いているのかは知らなかったんですけど、行ってみたらリハビリステーション以外にも整骨院やデイサービスをされていて。「そういうことなら」ってお願いできることや連携できることも増えて、すごく有意義だなと思いました。

エミリ)なるほど。そういう感想を聞く事は多かったかも。企画を誰かに会いに行くきっかけにしてもらえるのはすごくありがたいですね。特に映画部なんかは、主催する人自身の好みや興味関心が知れるじゃないですか。

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にしかわ)ね。こういう風に、「好きなこと」でまちの人とつながるんだと勉強になりました。

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「ケア」と「文化やアート」どうつながる?

にしかわ)滞在制作は、いま2年目ですよね。去年、エミリは「ケアの文化拠点」についてこういう風に言ってたんですよ。

ケアの文化拠点は、ケアを実践してる人が表現をする場所だと思う。笑いあり、涙ありの漫談みたいな、みんなの日々の素敵なやりとりを、ケアの現場で直接関わっている人との思い出だけにとどめておくのはもったいない。

みんながケアをする時に大事にしていることとか、これよかったな、これ悲しかったなとかを、別の表現に置き換えることで、まちの人や世界の人に広く伝える活動をしたい、と思っています。

「ケア」と「文化やアート」がどうつながってるか、今ならどういう言葉にしますか?

エミリ)去年から少し考えが変わったかもしれないです。もちろん、みんながケアをする時に大事にしている視点や姿勢は、滞在制作を通して形に残したいなと思ってきて取り組んできたんですけど…それ以上に、ケアの現場にはアーティストにとって創作のタネになるものがいっぱいあるなというのが、去年の気づきですね。

にしかわ)へぇ。そうなんだ。

エミリ)アーティストが何かをゼロから作るときに大事にしてることと、みんながケアの活動をしている時に大事にしていることが、意外と似ていて。そこがシンクロすると、いい作品ができるんだなーっていうのを感じました。それぞれ表現するやり方とか、フィールドは違うんですけど、ケアはケア、アートはアートと分けなくても、色んな活動ができていくんだろうなと手ごたえを得た一年でした。

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にしかわ)なるほどなあ。去年の夏、ダンサーの小林三悠さんが来た時に感じたのは、みゆきさんは「ダンスを通して世界を見てる人」なんだなぁということでした。私たちも、病を持っている人、障害がある人と一緒に活動して行く中で世界を見てるっていう感じだから、みゆきさんにとってのダンスと、私たちにとってのケア活動って似てるなあと。

エミリ)うんうん。そうですね。世界の見方の違いって感じかな。

にしかわ)滞在制作って、そういうことが感じられるなと思うんですよね。「写真展をやるために写真家さんを連れてきます」じゃなくて、写真家さんがここに来て何を感じて、何をしたいか、したくないかと進んでいく中で、私たちがお互いに影響しあっているのが、私たちにとっての価値かなって思って。企画っていうとイベントを想像しがちだけど、そういう感じじゃないなあって思えるような、エミリーの文化企画です。

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エミリ)なんか、うまくまとめてくださってありがとうございます(笑)。そう、ほっちのロッチってプロセスを本当に大事にしている場所。誰がどういう思いで何をしていて、何をしたくなくて、それが変化してっていうプロセスがメインにあるので、滞在制作という形はすごく合うだろうなと思って取り入れています。そのプロセスをすごく感じてくれているなら幸いです。

2021年、インターンに来た3人の関わり方はどんな感じ?

にしかわ)めーちゃん、ゆきさん、くきこさん、3人がそれぞれ個性的な関わり方だったよね。私が学生時代にインターンした時って、やることはすごく明確にあって、それをする能力がある人が募集されていたことが多かったんですけど。

エミリ)うん、そうですね。やってほしいことはざっくりとありましたが、結果的にはそれぞれが得意なことを組み合わせながら、3人と私でアウトプットを最大にできるように、その都度相談しながらやっていました。

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にしかわ)それぞれが、自分の人生を生きてた感じ(笑)。私たちへのインタビューを文字起こしする単純な作業でも、その話の内容から学びを得てくれたりとか。経験値を積んでいっている感じがしました。

エミリ)うんうん。お給料を出しているわけじゃないから、その人にとって一番いい関わり方になった方が良いですしね。それぞれのモチベーションや課題、将来役立てたいことに関連するタスクを割り当てていました。

にしかわ)せっかく1年一緒なら、お互いの生き方を面白がりたいもんね。インターンの人たちに私たちも興味を持ちたいし、私たちの成長も見てほしいなあと思う。

エミリ)しかも1年でつながりが終わるわけじゃなくて、ゆるやかなつながりを持ちながら、いい関係を保って行きたいなあと思うからこそ、お互いの関わり方を大事にして行きたいですね。

今回も、全国どこからでも参加OK?どんな人に来てほしい?

エミリ)はい。全国どこでも大丈夫!

にしかわ)去年は沖縄、軽井沢、千葉から来てくれました。長崎出身のにしかわ的には九州の人が来てくれたらいいなー。これを言おうと思っていま振ったんだよ(笑)。

エミリ)(笑)。九州の方、待ってます!

にしかわ)どんな人に来てほしいですか?

エミリ)今年は、去年みたく新しいことを始めるっていうよりは、去年始めたことをさらに深めていく時期になって行くので、企画ごとに深く関わっていってもらうイメージをしています。お客さん集めから当日の運営まで、より企画の裏側を知れるんじゃないかなと思うので、文化・アート業界で経験を活かしたいと思っている人に、ぜひ。

インターン&プロボノ募集イベント!
インターン&プロボノ応募にあたっての詳細説明会を開催します。イベント内で活動の詳細について説明します。ふるってご参加下さい!

※イベント終了後の応募・問い合わせにはお答えできない場合があります。
※説明会に参加された方を優先的に採用します。少しでも検討されている方は、なるべく今回のイベントにご参加下さい。

<日時>
①2022年2月23日(水) 18:30開室 19:00開始 20:30終了
➁2022年2月26日(土) 10:00開室 10:30開始 12:00終了

<会場>
オンライン開催。開催日前日に指定するzoomトークルームにて。

<参加費>
無料

<内容>
|インターン詳細について(60分)
・ほっちのロッヂとは?
・ほっちのロッヂの文化企画とは?
・2021年度に参加した3人の過ごし方!
・1年の活動スケジュール&イメージ
・エントリー、選考、活動はじめまでの詳細
|質問&ディスカッションコーナー(30分)

<こんな人求ム>
・学生(インターン)、社会人(プロボノ)
・アートマネジメントを学んでいる or 興味がある
・まちづくり、デザイン、クリエイティブの観点からほっちのロッヂを体験してみたい
・リアルとオンライン、両方からほっちのロッヂの活動を支えてみたい
・他の人が使っていることばを使わず、自分の思いや考えを表現できる

<申し込み方法>
peatixイベントページよりお申し込みください(各回定員20名)

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

あの人に届くと、もしかするといいかもしれない、そんなことが頭に浮かんだならば、ぜひ教えて差し上げてください。

ほっちのロッヂにご興味のある方は、よければ、ご友人に直接話をしてくださったり、このnote記事に「スキ」、ツイッターなどSNSでシェアしてくださると、嬉しいです。

ほっちのロッヂ
info@hotch-l.com
インタビュー:西川(にしかわくん)
書き手:唐川(エミリー)
文責:藤岡(さとこ)