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【密蔵院】昔から「発地千軒、七寺八堂」といって、7つの寺と8つのお堂があったと伝えられているんですけれども。#窓の外美術館 #拠点紹介

5月14日からささやかに始まっている「窓の外美術館」。ほっちのロッヂから歩いて行ける距離にあるカフェや農園、お寺にて、このまちに集まった表現と、そのつくり手のイキザマに出会えます。7月14日までの会期中、その出会いをつないでくれる展示拠点のにない手の、これまた素敵なイキザマをご紹介していきます。

今日は、ほっちのお茶会 第三回目 やメンバの生活面でもお世話になっている密蔵院さん。地域の集いの場所として、さらには先祖代々、お墓の守り手として地域の歴史を継ぐ、20代目ご住職にお話を伺いました。

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—— お寺は長い歴史があるそうですね。

江戸時代から続いていますので、今360年くらいなのかな。はっきりと創建年が分かる史料は残っていないんですけど、本堂の修理をした年代からだいたいその辺りだとされています。

—— 創建の由来は。

孫英さんという方が開きました。どういうわけでこちらに来たのか、詳しくは分からないんですけれども。布教の拠点として、このあたりの地主さんのご協力を頂いて、ここにお堂を作ったのが始まりです。軽井沢は真言宗が多く、当寺も真言宗です。

—— 江戸時代のこの辺(発地地区)はどんな感じだったんでしょうね。

この集落は街道沿いなので、かなり古いっていう話です。昔から「発地千軒、七寺八堂」といって、7つの寺と8つのお堂があったと伝えられているんですけれども。発地に千軒家があったとは思えないので、家が千軒なのか、街道が千間だったのか、つまり距離を言っているのか、ともかくお寺が多くあったっていうことでしょうね。

—— 藤の花、立派ですね。

藤の花は50年くらい前に植えたのかな。先代が親しくしていた佐久の円満寺にあった藤を持って来たそうです。今の位置に移してからは40年くらいになります。毎年5月中旬から6月にかけて、ちょうちんを灯して観藤会をしています

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—— 藤の下で一杯、良いですね!他にもイベントはやっているんですか。

檀家さんは地域の人が多いんですけれども、なかなかお寺に集まる機会ってないので。ゴルフを趣味にしている人が多いので、秋にゴルフの親睦会をやりますね。でもゴルフだけだと男性が多くなっちゃうんで、春はマレットゴルフにして女性にも参加してもらいやすくして、大会の後は藤の下でお弁当食べて解散、というようなこともしたり。なかなか日にちを決めるのが難しいんですけれども、他にも般若心経を書き写す写経大会、仏様の絵を写す写仏大会なんかもやっています。

《お寺情報》
密蔵院(軽井沢町発地2215)
電話:0267-48-2377

《エミリーのオススメ・ポイント》
藤棚を右手に門を進むと、立派な屋根のお寺が厳かに出現。御堂には赤じゅうたんに映える爛漫たるご本尊様が。お寺の雰囲気に合わせ、福井から出展の玉柿年和さんによる渾身の作品を展示しています。

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ほっちのロッヂ
info@hotch-l.com
書き手:唐川エミリー
文責:藤岡