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①第一回ケアの文化・芸術展の概要、感想・つぶやきのアーカイブ #ケア文0202

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▶︎①第一回ケアの文化・芸術展の概要、感想・つぶやきのアーカイブ
「ほっちのロッヂ」、 軽井沢町で試みるケアの文化拠点プロジェクト
福祉と教育、どう応答していくのだろう? 
福祉とアート/サイエンスへの好奇心の接続 トーク&セッション
【老いと演劇】ワークショップ「いつか老いる自分にかける言葉、仕草、眼差しを問う」
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第一回ケアの文化・芸術展 概要

開催日:2019年2月2日(土)14時〜18時
開催場所:渋谷区神宮前1-9-12 ロイスダールビル 原宿スペース2階
参加者数:62名
撮影者・写真クレジット:塩田 哲也氏

登壇者:
【登壇ゲスト】
●一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団 副理事長 岩瀬直樹氏
1970年、北海道生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。埼玉県の公立小学校教諭として、4校で22年間勤め、学習者中心の授業・学級・学校づくりに取り組む。2015年に退職後、東京学芸大学大学院教育学研究科 教育実践創成講座 准教授として就任。学級経営、カリキュラムデザイン等の授業を通じて、教員養成、現職教員の再教育に取り組んだ。教師教育学会所属。大3、高1,小5の3児の父。著書に「せんせいのつくり方」等。

●アートサイエンスキュレーター 塚田有那氏
編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。想像力を拡張し、ビジョンを社会に実装するアート・教育・思考実験のプラットフォーム一般社団法人Whole Universe代表理事。サウンドアーティストevalaによる「See by Your Ears」のディレクターとして様々な音と都市のプロジェクトを展開。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を
若手研究者と共に始動。12年より、東京エレクトロン「solaé art gallery project」のアートキュレーターを務める。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』がある。

●「老いと演劇」OiBokkeShi 主宰 菅原直樹氏
1983年栃木県宇都宮生まれ。桜美林大学文学部総合文化学科卒。劇作家、演出家、俳優、介護福祉士。平田オリザが主宰する青年団に俳優として所属。小劇場を中心に、前田司郎、松井周、多田淳之介、柴幸男、神里雄大など、新進劇作家・演出家の作品に多数出演。2010年より特別養護老人ホームの介護職員として勤務。2012年より岡山県に移住。介護と演劇の相性の良さを実感し、地域における介護と演劇の新しいあり方を模索している。認知症ケアに演劇手法を活かしたワークショップを全国各地で実施。OiBokkeShiの活動を追ったTVドキュメンタリー番組「よみちにひはくれない~若き“俳優介護士”の挑戦~」(岡山放送)が第24回FNSドキュメンタリー大賞優秀賞受賞。

【総合司会】
●KAIGO LEADERS 秋本可愛氏
1990年 山口県生まれ。KAIGO LEADERS発起人。株式会社Join for Kaigo代表。専修大学商学部在学中にデイサービスのアルバイトをする中で、「人生のおわりは必ずしも幸せではない」状況を目の当たりにし、課題意識を抱く。東日本大震災以降、復興支援をはじめとした社会貢献活動が盛んになる一方で、介護領域の課題には関心すら持たれていないことに危機感を覚え、介護領域の人を増やしたいと、卒業と同時に起業。「介護から人の可能性に挑む」をミッションに掲げ、日本最大級の介護に志を持つ若手のコミュニティ「HEISEI KAIGO LEADERS(現KAIGO LEADERS)」を立ち上げる。参加者は2000名を超え、2018年の5周年を機に、2020年までに全国8都市での展開を掲げ、クラウドファンディングでの資金調達を受けて、現在、東京都・大阪・金沢での展開がスタートしている。2025年までに、課題解決に向けてアクションを起こす人(介護リーダー)を10,000人を目指して活動を続けている。

【出展者】
江口 亜維子/edible way
武田 奈緒/訪問園芸
日本に古くからある地先(あるいは路地)園芸のような「食べられる景観」づくり

松田 崇弥・文登/MUKU/ヘラルボニー
知的障がいのあるアーティストが描くアート作品をプロダクトに落とし込み、社会に提案するブランド。


・メジロックのみなさん/メジロック
豊島区立目白福祉作業所と目白生活実習所が立ち上げたブランド「メジロック」

・茶山台団地のみなさん/茶山台としょかん
団地集会所を活用したコミュニティルーム


密山 要用・守本 陽一/モバイル屋台de健康カフェ
屋台を通したコミュニティづくりと健康づくりを目指し、谷根千まちばの健康プロジェクトチーム
https://note.mu/ymrmn/n/n4f6e841ef9a9

感想・つぶやきアーカイブ

#ハッシュタグ #ケア文0202 に寄せられたものや、アンケートの感想をご紹介します。

ケア、文化、芸術、そのものの言葉の定義にはさわらず、しかしこれも含まれるよね?これもわたしたち関係あると思ってます、というテーマや人によって、次第に気功の気の球のイメージのようなものができていく場がおもしろかったです。(40代 女性)
大テーブルでちゃっちゃっと決められたアクティビティをこなさせられていく祖母の姿を歯がゆい思いで見守っていた母にとって、昨日集まっていらした皆さんの思いと未来への行動はとてもきらきらと映ったようです。母のように、介護当事者経験のある世代にもっと皆さんの取り組みを伝えてサポーターになってもらったら良いのでは、と申しておりました。「私の老後は安心だわ」とも (30代 女性)
働き手の幸福
エボミ
遊び(の可能性、大切さ)
非進歩主義と介護
内的世界
闇と向き合う
共感の先の表現 
(30代 女性)
一見異なる領域で活動されるすべての登壇者のお話が、見えない線のようなもので繋がっていてどの方のお話も興味深かったです。個人的には、肩書きや分野でくくれない自分の歩いてきた道がおそらく間違ってはいないのだと感じることができました。そしてイベントで出会った人たちとすべての試みが、まだぼんやりとした霧の中を歩いている自分をまるで励ましてくれる灯台の灯りのように思えました。
(30代 女性)
介護現場における人間らしいあり方の探究に、爽やかな風を感じたような居心地でした。ちょっとした悔いを募らせないように、”本来ありたい形”を既存の枠組みから離れてゆるやかに探っていく、そのフィールドを一から作られている皆さんの輝かしい表情が印象的でした。果樹園のイメージ図を拝見したとき、少し前に公開されていた映画「人生フルーツ」を思い出しました。いつかあんな生活をしてみたい…そんな世界が夢ではないのかも、と思えました。
(20代 女性)

感想を寄せてくださったみなさま、ありがとうございました!
また、参加された方が感想と共に、メモをシェアしてくださいましたので、許可をいただいてアーカイブさせていただきます。ぜひご覧くださいね。

アートに疎い僕ですが、わからなくても引き込まれるなにかがあるわけで、そのなにかの正体を掴みにいったら、新しい問いを投げ込まれた感じ。
カリキュラム、ケアプランに沿えば安心できる。でもそのすきまにあったはずのコミュニケーション、感覚を開く時間が失われていないか。
じっくり ゆったり たっぷり まざって
自分が動いたら自分の周りが確かに変わるという実感
できないことが人間味を生む(30代 男性)

ご協力ありがとうございました。