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ケアのこと

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人の強みや繋がる力を引き出していく。ケアする人、される人という二者をつくらない。人の流れをつくり、ケアの連鎖をつくってゆこうとしています。 撮影:AsakoShimizu
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#ほっちのロッヂ

「いま好きなこと」から始まる、あなたとだれかの生き方を交換する会。追分の喫茶だぁーちゃの柔らかなコーヒーと共に。

こんにちは。ほっちのロッヂのあやかです。 11月25日、追分にある喫茶、「だぁーちゃ」さんにて生き方交換会が行われました。参加の方は10名ほど。だぁーちゃのママさんのお声がけにより、ほっちのロッヂにも関わりの深い常連さんや、「久しぶりにコーヒー豆を買うついでに」と飛び入り参加された方もいました。 それぞれ自由にネームカードを記入し、「いま好きなこと・ハマっていること」についてのエピソードを交えた自己紹介から始まりました。 フルネームや職業、年齢などは分からないけれど、それぞ

「”老い”や”障がい”を自分と切り離さず、自分はどう思うのか?」という問いへの悩みや新鮮さに溢れたほっちのロッヂの講座を通して、同じ町、近くの町で同じ感覚を持てる仲間をどんどんと増やしていきたい。今月のちょっと長めのつぶやき(聡子)

こんにちは。ほっちのロッヂの聡子です。 ここ半年で20回にまで届こうというくらい、ほっちのロッヂの働き手が話し手として、町のあちらこちらに出向いています。 森の中に出来た、まだまだ小さなケアの文化拠点が発する何かが、町なかのケアの拠点の方たちに、「ほっちのロッヂに頼んでみよう」と思ってもらうことがとても光栄ですし、そしてそれ以上に、働き手の1人1人も自分が伝える側となることで、普段の仕事にも増して感じることが多いように思います。 今月の長めのつぶやきは、介護の中でもより身

「ほっちのロッヂには、笑い声と同じくらい泣き声も響き渡ります。 ほっちのロッヂは楽しいだけの場所ではありませんし、楽しいだけの場所にしたくない、とも思っています。」今月のちょっと長めのつぶやき(かれん)

先日ほっちのロッヂに予防接種に来た子が、泣きながらこう言っていました。 「注射はやだ。でもほっちのロッヂだから来たの。だって、いやって言っていいんだもん。泣いてもいいし。」 *** 一方で、障がいと共に生きる子のお母さんの役割をもつ方はこう言いました。 「この子、悔しいって思うことあるのかな。みんな優しくしてくれるから。できなくてもいいよ、って思っちゃうし。できなくて悔しい!って一緒に味わってみたい。」 そしてその数日後、彼は「地団駄を踏む」ことを経験しました。

「ほっちのロッヂが交差点みたいに混ざり合うところになる。それは心が動き、じんわりする。」今月のちょっと長めのつぶやき(ゆっきー)

こんにちは、ゆっきーです。 食べることが好きな私。ほっちのロッヂのお台所から作り出されるランチが楽しみな毎日を送っています。 今月は私が活動の中で感じたことを綴っていこうと思います。 お米の収穫に、地元上田に戻り家族総出の年中行事で稲刈り。 珍しいカエルさん! じんわり、嬉しい。混ざり合う景色「最期の時間をお家で過ごす」と決めていたロハさん。ほっちのロッヂのメンバとは、訪問診療と訪問看護という出会い方でした。ロハさんの暮らしに少しだけ入らせてもらったのは1週間に満たない期

軽井沢町で子育て中の方へ。「子どものこころとからだの育ち」について、ほっちのロッヂの働き手がお話しします!

軽井沢町のファミリーサポートセンター「提供会員養成・オンライン講座」にて、ほっちのロッヂのそれぞれの働き手が講師をさせていただくことになりました。 子どもを預けたり、預かったりする子育て援助活動、ファミリーサポート軽井沢町では、軽井沢町社会福祉協議会がファミリーサポートセンターを運営しています。 軽井沢町ファミリーサポートセンター開設 令和2年4月1日より「軽井沢町ファミリーサポートセンター」を開設しました。 ファミリーサポートセンター事業とは、地域において子育ての援助を

医者だって一緒に迷いたい。ワクチンのお話、しませんか?

ほっちのロッヂでは、昨年11月にワクチンについての語らいの時間を持ちました。 このnoteでは、ワクチンについて語らってきたゆうさんを中心に、ほっちのロッヂメンバが考える対話やこれからについて綴っていきます。 写真は昨年のお知らせで使用したもの。軽井沢町がだんだんと冬に向かっていく手前、全2回の開催で10名強の方たちが参加してくれました。 さてここからは、私藤岡が、ほっちのロッヂのドクターゆうさんに話を聞いていきます。 プロセスの中で”価値観の対立構造が生まれてしまってい

ほっちのロッヂwith医ケアキッズはじまります!✳︎児童発達支援、放課後等デイサービス9/1よりスタート✳︎

ほっちのロッヂとして、軽井沢町での本格的な活動を始めて早一年。 9月1日、新たな事業が始まります! ほっちのロッヂを運営する医療法人オレンジでは、オレンジのある福井県にて訪問診療での関わりはもちろんのこと、2012年より一般社団法人 Orange Kids’ Care Lab.として、医療ケア児が集うことの出来る場所(児童発達支援・放課後等デイサービス・生活介護)を開設し、そこを拠点として子どもたちと共に町中へ飛び出す活動を続けてきました。 病院から家へ、家から公園、学

【ケアのこと、6】「対話しながら自分の本当の姿を浮き立たせていく。」ポジティヴヘルスを土台にした内科検診の始まり。(9歳から13歳)

「お医者さんに自分のからだじまんをする。」ポジティヴヘルスを土台にした内科検診の始まり(3歳から8歳) から続いていきます。 内科検診の舞台は、ほっちのロッヂのお向かい、学校法人軽井沢風越学園。9歳から13歳までの5つのグループ(以下ホーム)のこどもたちはそれぞれ身体測定(1日目)と検診(2日目)に日を分けて自分のからだに向き合っています。 それぞれのホームのこどもたちとほっちのロッヂのメンバは、今回も読み物を通して出会います。 『みえるとか みえないとか(作: ヨシタケ

ほっちのロッヂの診療所、オンライン診療、始めます。(保険適用です)

2020年4月13日(月)9時より、ほっちのロッヂの診療所ではオンライン診療を開始しています。 新型コロナウイルスへの感染拡大予防のためにご自宅で過ごす方が多くいる中で、本当は病院にいきたいけれど、待合室での待ち時間や、移動に伴う色々な接触を避けようと試みている方もいらっしゃると思います。 そこで私たちほっちのロッヂの診療所では、医師によるオンライン診療(電話診療)を開始します。 どんな症状が対象になる?ほっちのロッヂの診療所は、内科・小児科・緩和ケア科です。 オンライン

ほっちのロッヂの訪問看護ステーション。 家に訪問し医療のサポートをしたり、町全体の健康を考える活動を行っています。

2020年4月のほっちのロッヂの全事業開始に先駆けて、2019年9月、私たち 「ほっちのロッヂ」は、”訪問看護事業”を、開始しました。 「家に訪問し医療のサポートをしたり、町全体の健康を考える活動のこと」 私たちは、訪問看護事業をこのように捉え、動き出しました。 医療を含め、暮らしのことを四六時中、ずっと考えている看護師資格を持つ人たちがいます。そんな人たちが家と家を訪問しながら町に出てきているのに、それで動きが完結してしまっていては、勿体無い、と思いませんか? だか

ほっちのロッヂの共生型通所介護・児童発達支援・放課後等デイサービス。要支援・要介護と認定された町に住む方たちが、好きな物や出来事とともに過ごす場所です。

ほっちのロッヂは、建物全体も凸凹していて、あちらこちらに隅っこがあります。無いものと言えば、いわゆる大きく広い場所に集まるような場所。あるものと言えば、大きな台所、文庫スペース、畳の部屋、アトリエスペース、隠し小部屋、日差しが気持ちよく入るお風呂。 日々の動作にサポートが必要な人もそうでない方も集えるような、町の人の居場所として在りたいと思っています。 事業形態:共生型通所介護 事業所営業時間:9時から17時 定員:20名 提供可能地域:軽井沢町、御代田町 介護保険事業所番

ほっちのロッヂの病児保育(生後8週から小学生まで。親の就労を問いません。)

お子さんは、きっと安心する家で、過ごしたいと思います。その気持ちを大切にしたいと思っています。でも、そのお子さんの選択肢に、ほっちのロッヂのあの日差しがたっぷり入る部屋で過ごしてもいいよ、そう言ってもらえる存在になりたいと思っています。 病児保育は、ほっちのロッヂの診療所の受診から始まります①まずは、ほっちのロッヂの診療所(0267-31-5517)へ電話をかける ②症状を伝え → ほっちのロッヂの診療所受診 ・からだとこころの様子を本人、家族、ほっちのロッヂスタッフ皆

【ケアのこと、1】そもそもの始まりは、「ちがうことを大切にしながら、混ぜる」が起点になっています。

私たち【ほっちのロッヂ】では、クリニック、病児保育、訪問看護、訪問診療、そして通所介護施設を運営します。そのケアの根幹ってどんなものだろう? 聞き手にブックディレクター/編集者の山口博之氏を迎え、共同代表・紅谷浩之(医師)と藤岡聡子(福祉環境設計士)が語っていきます。 —–––—— ▶︎【ケアのこと、1】そもそもの始まりは、「ちがうことを大切にしながら、混ぜる」が起点になっています。 【ケアのこと、2】介護する人と介護されるという二者をつくらない。その人の強みや、繋がる力

【ケアのこと、3】きっと迷うこともあるし、転ぶこともあるし、喧嘩することもあるけど、自分で選ぶっていうことにもう一回重きを置きなおそうっていのが、暮らしを守っていくこと。

私たち【ほっちのロッヂ】では、クリニック、病児保育、訪問看護、訪問診療、そして通所介護施設を運営します。そのケアの根幹ってどんなものだろう? 聞き手にブックディレクター/編集者の山口博之氏を迎え、共同代表・紅谷浩之(医師)と藤岡聡子(福祉環境設計士)が語っていきます。 —–––—— 【ケアのこと、1】そもそもの始まりは、「ちがうことを大切にしながら、混ぜる」が起点になっています。 【ケアのこと、2】介護する人と介護されるという二者をつくらない。その人の強みや、繋がる力を引