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ほっちのロッヂの「あかり」ってこんな人。#メンバ紹介 #一問一答

ほっちのロッヂでは、さまざまな働き方をする多芸多才なメンバ(=ほっちのロッヂではスタッフのことを「メンバ」と呼んでいます)が活動(=仕事でもあるけれど、自己表現でもあること)に取り組んでいます。この記事は、改めてメンバの素顔や想いに迫るインタビューです。

—— 自己紹介をお願いします。

私は医療法人オレンジに入社して3年目で、ほっちのロッヂでの活動は2年目です。最初は本当に緊張して戸惑っていたんですが、今はとても楽しいです。

私の活動はわかりやすく言えば、理学療法士(以下PT)の資格を用いての訪問リハビリとパーソナルトレーニングです。ほっちのロッヂの診療所のクラークや、子ども起点の活動にも入ります。自分でいっちゃなんですが、ほっちのロッヂで「助っ人が欲しい!」となった時に、ほぼ全部に対応できるぐらいの仕事はできるんじゃないかなと思います(笑)
その中でも私が力を入れている訪問リハビリと、パーソナルトレーニングに関して言えば「その人が大事にしていることっていうのを、その人と共に私も大事にしながら、今後どう過ごして行くかっていうのを一緒に考えていく」っていうのをずっとやっています。体を治すことであったり、痛みをとろうっていうことでもなく、その人が大事にしたいことを一緒に大事にする。そうしたことをしています。

—— 活動の内容をもう少し教えてください。

例えば、病気を患ったケイさん。普通だと病気を治す=数値を改善する、筋肉をたくさんつけると、というところに目がいくんです。でも、ケイさんは病気があっても「ワクワクする生き方」を希望されていた。そんなケイさんは、歩きづらくなってきていても毎年かかさず行っていた「思い入れのある場所に行く」という目標を自ら立て、そのために日々リハビリを重ね、ケイさんが自分の足で歩いて坂を登りきる、その大切な瞬間を共にすることが出来ました。
進行する病の太郎さんの時は、もう病気が進行することはわかっているから、今のうちにたくさんやりたいことを全部やろうっていう気持ちで、それこそパーティーだったりとか、買い物だったりとか、以前犬と行ってた散歩コースを歩いたり。「リハビリ」という枠では収まらないことをやっています。
パーソナルトレーニングも本当に一緒で、いわゆる体づくりだけではなく、枠を超えたことをします。一緒にテニスしたり、山に登ったりとか。話をするだけで終わるパーソナルトレーニングもあります。

訪問先の一コマ

—— 普通のリハビリとの違いってありますか?

一般的なリハビリは、基本的に悪いところを治すので、やっぱり見ようとするところは人の悪いところ(課題)だったりします。痛くないようにするとか。その痛くない状態をキープするみたいなことですよね。ではなくて、その人の大事な事に寄り添うというか、その人の大事なことを大事にする、生かしていく。そうした姿勢です。
PTという仕事は、本当はドクターが指示をした場所にしか触れないんです。例えば、肩の疾患だったら、膝は触れないっていうのがあって。びっくりでしょう?

リハビリって、命の終わり間際まで本当は要らないんですよね。もう命が尽きる間際に身体を鍛えようとか、身体の痛みを取ろうなんて二の次になる。だからリハビリ職って、ある一定のところで必要がないって言われるんですけど、私はそこに居たいんです。

そう思うと、やっぱり身体以外のこと、痛みじゃないところを知りたいし、むしろそこが大切になってくる。山登りがすごく大好きな人がいたとして、山に登れなくなったとする。その事実を受け入れて、ほかの楽しい事をそれでも一緒に探していくお手伝いをしたい。命が尽きることに向かっていく過程を受け入れるところも、一緒に歩んでいきたいという思いがあります。そこをすごく大事にしています。

子ども向けのジム

—— 高校生ホッケーチームの帯同も行なっていますよね。それはあかりにとってどんな位置付けですか?

私の活動全体の中でいうと、(帯同は)視野がすごく広がります。今帯同しているホッケーチームは日本一のレベルでもあるので、まさにアスリートそのもの。普段のパーソナルトレーニングとは違うことを求められ、かつ高校生という対象なので、精神・情緒面が不安定な子たちに対するアプローチまで。選手自身のホッケーへの考え方、懸ける思いを聞かせてもらうことも、私の中では何もかも新鮮です。
高校三年間の期間の中で新人から最高学年になっていくという過程を見ると、人の成長って本当にすごいなって...。本当に自分にとってはもう、毎年チャレンジです。ほっちのロッヂでの活動もチャレンジなんですけど、帯同の活動も新しい舞台のチャレンジという感じの位置づけです。

高校の帯同での一コマ

—— 話を聞くと、活動内容が多岐に渡りますね。それで得られていることは、どんなことがありますか?

得られていることはとてもありますね。ずっといると同じ場所よりも、自分の中ではいつまでもチャレンジャー精神でいたい。定期的に違う環境に実を置くことが自分の成長につながるしと思っていますし、それは結果的に利用者さんにも絶対良いとも思っています。慢心せず、常に新しいことを求めている自分が訪問リハビリだったり、パーソナルトレーニングをしているから安心して受けていただけるんだろうなと思ったりします。

—— 仲間ができたら何を一緒にやってみたいですか?

メインは訪問リハビリとパーソナルトレーニング、そして子ども向けのジム。そのパーソナルトレーニングでもいろんなパターンがあるので、もう本当に無限大の活動です。

仲間ができたら、こんな楽しい働き方があるんだっていうのを一緒に感じたいですし、そして一人一人の働き方、自分自身の生かし方を共に考えたいと思います。
病院でのPTは専門性をぐっと学べるけど、一人の人の人生として豊かになるのは、絶対今の私の働き方だと思っているので。毎日同じ作業が好きという方よりは、人とは少し違うPTで在りたいなっていう人が向いていると思います。
ちょっとだけ外れた道で一番楽しいのは、私のようにPTでも、パーソナルトレーナーとしてもこんな働き方だと思います。その楽しさを知りたいと思う人がいたら、一緒に働きたい!

楽しさを共有できる自由さ。自由でもあるし、そしてストイックだから、本当に仕事に飽きない。そうして自分の人生をカスタマイズできると思います。

*2023年11月、主に理学療法士の資格などを持った働き手を募ります。詳しくはnoteをご覧ください。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

あの人に届くと、もしかするといいかもしれない、そんなことが頭に浮かんだならば、ぜひ教えて差し上げてください。

ほっちのロッヂにご興味のある方は、よければ、ご友人に直接話をしてくださったり、このnote記事に「スキ」、ツイッターなどSNSでシェアしてくださると、嬉しいです。

ほっちのロッヂ
info@hotch-l.com
話し手:木下 明香里(あかり)
聞き手:唐川恵美子(エミリー)
文責:藤岡聡子(さとこ)